Windowsファイルサーバの重複除去

Windowsファイルサーバ重複除去FileServer

Windows Serverの機能である重複除去はボリューム上の重複データを圧縮することで容量の削減を実現できます。
上手く活用することで限られたディスクリソースをより有効に利用できる可能性があります。
但し、制限事項により環境によっては適合しない場合もあるので実装前に確認が必要となります。

今回の環境では設定後、制限事項により重複除去の解除を実施しました。

環境・基本設定

  • OS:Windows Server 2016 Datacenter
  • 役割:「サーバの役割」>「データ重複除去」をインストールします。

重複除去の設定

「サーバマネージャ」>「ボリューム」>対象のボリュームを右クリック>「データ重複除去の構成」
 重複除去
通常のファイルサーバ用途であれば以下の通り設定します。
「データ重複除去」:[汎用ファイルサーバ]
 重複除去
以下項目は環境に合わせて設定します、また、スケジュール設定を変更する際は
「重複スケジュールの設定」を選択します。
 「次の期間経過したファイルを重複除去の対象とする(日数)」:[任意の日数]
 「除外するカスタムファイル拡張子」
 「除外するフォルダー(追加から)」

「バックグラウンドの最適化を行こうにする」は低い優先度で1時間毎に実行されます。
「スループットの最適化を有効にする」では設定したスケジュールで実行されます。
重複除去についてはある程度の負荷がかかるので夜間等業務時間外に実行するのがよいと思います。
 重複除去スケジュール

容量の削減結果としては今回の環境では約5TB、48%程度の削減となりました。
Microsoft公開情報では一般的なファイル共有シナリオでは50 ~ 60%程度の削減が期待できるとのことです。
 重複除去率



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